伝馬町牢屋敷跡 地下鉄日比谷線小伝馬町駅より、徒歩2分。 大安幽寺の向い。現在の十思公園です。
牢屋敷は天正年間(1573〜1591)、常盤城門外におかれたのが、延宝5年(1677年)にこの地に移され 江戸時代、全国最大2618坪の牢屋が270年ありました。 伝馬町牢屋敷は十思公園および現在の大安楽寺、身延別院、村雲別院、十思小学校を含む一帯の地にありました。 牢は揚座敷(旗本の士)、揚屋(士分僧侶)、大牢(平民)、百姓牢(百姓)、女牢(婦人)と身分に別れていました。 明治8年(1875年)5月27日、市ヶ谷監獄に移り廃止されました。 安政の大獄で捕らえられた長州藩士吉田松陰が、安政6年(1859年)10月27日に、この牢屋敷内刑場で処刑されました。 昭和十四年に建立された中央の石碑には処刑日前に書き上げた「留魂禄」のの冒頭にある 「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも とどめおかまし大和魂」という松陰直筆の辞世の句が刻まれています。 左は吉田松陰顕彰碑、右は吉田松陰終焉之地碑。 (2007年10月27日UP) |
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